沖縄の海で育った海藻は危険? 戦争の影響は…

海藻

日本の綺麗な海と言えば沖縄と答える人も多いでしょう。

日本人だけでなく、海外の外国人からも沖縄の海は人気で、毎年多くの観光客が沖縄へ押し寄せます。

お土産などでも有名な沖縄産海ぶどう、特にモズクの生産量は日本一多く、スーパーに並んでいるモズクや、人気のフコイダンサプリには沖縄モズクが使用されていることがほとんどです。

一見澄んだ鮮やかな青い沖縄の海ですが、果たして本当にきれいなのでしょうか。

沖縄の海

沖縄の海は、見た目ではわからないかもしれません。ですがこう考えてみてください。

沖縄の海

沖縄は歴史上、戦争で被害が大きかった場所でもあります。

たくさんの方が犠牲になりました。

その際、米軍は1週間で40,000発の砲弾を沖縄に撃ち込みました。

さらに、1,600基の艦載機で爆撃と機銃を加えたと言われています。

ベトナム戦争で多くの被害者を生み出し、40年以上の年月がすぎてもなお人体へ影響を残している化学兵器

「枯れ葉剤」が、当時沖縄に持ち込まれ、散布されています。

しかし戦争の影響は陸だけではありませんでした。

“枯れ葉剤”や“枯れ葉作戦”は日本人にとって「昔の事」ではありません。

恐ろしいことに今もなお日本から消えていません。

沖縄の夕日

戦後、日本でも「枯れ葉剤」と同じ成分が入った農薬が普通の除草剤として市販され、農業用に使われているのです。

水田の草取り、山林の下生え処理、はてはゴルフ場の雑草取りにまで身近に使われています。

化学兵器が捨てられ、50年と言うのはとても危険な時期だと言われています。アメリカの調査によると、海に捨てられた鉄製の容器は50年経つと壊れてしまい、毒が流れだそうとする。というのです。

沖縄の現在の海

沖縄の海に投棄されてから50年経った現在。

毒が流れ出る量や、今それらがどうなっているのかはわかっていません。

沖縄に限らず、プラスチックや人間が作り出したゴミなどが大量に流れ着く国もあります。

一人一人が環境問題に目を向け、大切な海を守っていきませんか。

汚れた海

そしてもう一つ、水質汚染が問題視されている事故が起きましたね。

水質汚染

インド洋のモーリシャス沖で日本の貨物船から大量の重油が流出した事故です。

この事故で船の燃料油およそ1000トンが流出しており、広い範囲で海岸への漂着が確認されているそうです。

「環境非常事態」を宣言されており、今回の事故で水質汚染の環境面・経済にも影響が出てしまうのです。

1000トンもの燃料油が流出しているため、当然のように生物多様性が危機にさらされています。

現地の方たちが髪の毛を提供し、油を取り除く作業を手伝ってくれています。

髪の毛は油を吸収しやすいため、集められた髪の毛をストッキングなどに入れて使っているそうです。

この油が将来どう環境に影響を及ぼすのか。

とても不安ですが、ゴミを減らし、リサイクルするなど環境にやさしい取り組みを私も行おうと思います。

コメント

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