昆布の栄養素がすごい!体の部位別効果とデメリット!

昆布

日本ではよく食べられている海藻類の昆布。

昔から和食の汁ものや料理の出汁として使用され、日本人の健康には欠かせない食べ物です。

さらに日本では、お菓子として昆布を使用した商品もあります。

昆布は栄養素が高く体に良いと言われていますが、実際は体のどの部分に良いのでしょう。

さらに(海藻類)昆布にはヨウ素という成分が入っており、摂取量によっては、人間の体に悪い影響を及ぼすこともあります。

ヨウ素の摂取量

ヨウ素の1日摂取推奨量は0.13mg 上限は3mg とされおり、

昆布の小片は1枚4g~5gですので、全部溶出すればヨウ素は6mgになります。

日本人の平均摂取量は1日0.5mg~3mgで、必要以上または上限近く摂っていることになるのです。

しかし、多少摂取量を上回ったからといって体に害が出ることはあまりありません。

多くとりすぎた分は体から排出されます。

しかし、過剰に取ってしまった場合は下記で説明している症状を発症される可能性がございますので

お気を付けください。

昆布のデメリット・メリットである効果を体の部位別で全て紹介します。ぜひ皆さんの健康のために最大限に活用してください。

まずはメリットをご紹介!

昆布の栄養素

~メリット~

肌髪爪肌、爪、髪の毛の艶を保つ
昆布にはミネラルとビタミンが豊富で、肌や髪、爪の艶を保ってくれる。また海藻のヌルヌル成分であるフコイダンには保湿作用があり、髪を乾燥から守ってくれる効果がある。
-フコイダンとは?- 
また、海藻の色素成分であるフコキサンチンにはシミやシワを予防してくれる美容効果もある。-フコキサンチンとは?-

アレルギー
昆布には抗アレルギー成分が豊富な為、アレルギーがある方は昆布を沢山食べることがおすすめ。※海藻の食べすぎはヨード過剰摂取による甲状腺の病気を引き起こしてしまう為、食べすぎには注意が必要。
骨を強くする
昆布には牛乳の7倍ものカルシウムが含まれており、骨を強くする。
さらに(破骨細胞抑制効果)カルシウム濃度を下げ、骨基質を溶かして吸収する破骨細胞が活性化するのを抑制してくれる。
骨粗鬆症予防にも期待大ですね!
食物繊維豊富
海藻には水溶性食物繊維であるアルギン酸とフコイダンがたっぷり含まれており、便秘改善に効果がある。

免疫力の向上
免疫を上げるためには腸内環境を整えるのが一番大事。昆布を含む海藻には腸内環境を整える効果があるので、免疫アップにもつながる。

肥満予防・ダイエット効果
昆布の3分の1は食物繊維であり、お通じを改善。アルギン酸とフコイダンは水溶性食物繊維である為、糖質や脂質の吸収を抑え、コレステロールを抑制する。

消化力を上げる
食物繊維が豊富な昆布を食べると小腸・大腸・膵臓の細胞が増え、たんぱく質を分解する酵素と糖質を分解する酵素の働きが活発になり、毎日昆布を食べ続けることで消化力を強めることに期待ができる。

血圧・血管を強くする
昆布には多量のアルギン酸が含まれており、日本人が過剰摂取しがちな塩分を体外へ排出してくれる役割がある。その為、高血圧や動脈硬化に抜群の予防効果があり、脳卒中や心臓病を防ぐ。
また、ラミニンというアミノ酸は一時的に血圧を下げる働きがある。
減塩
旨味のもととなるアミノ酸(グルタミン酸)は塩の量が少なくてもおいしいと感じさせてくれるため美味しく減塩が可能。

肥満予防・ダイエット効果
旨味の元のグルタミン酸は胃腸の働きを良くし、過食を防いでくれる。昆布自体が低カロリーであり、よく噛むことで満腹感をもたらすのでダイエットには向きがちだが、毎日大量に食べてしまうとヨードの過剰摂取により、甲状腺の病気を引き起こす恐れがある為、食べすぎには注意が必要。
頭の回転を良くする
ビタミンB1・B2が豊富な為、疲労を回復して頭の回転を良くしてくれる効果がある。
頭の回転をよくするアルギン酸は欠かせない成分。

抗がん作用
昆布を含む海藻のヌルヌル成分(フコイダン)には1996年に抗がん作用(アポトーシス作用)があるという内容が発表された。
肝臓糖尿病予防
糖尿病になる際、血糖値の上昇が原因として挙げられる。上記で述べたように、昆布は水溶性食物繊維である為、体内で溶けて食後の急激な血糖値の上昇を抑えてくれる。そして、ゆっくりと糖質や脂質を吸収するため、糖尿病を防ぐ効果もある。

血糖値を安定させる
昆布に含まれる食物繊維は、糖分の消化・吸収を緩やかにする働きがある為、ブドウ糖が多く血液中に入り込むのを遅らせ、血糖値を調節するのに効果的。

~デメリット~

ヨウ素を大量に摂取した場合、以下のような症状を起こす場合がございます。


甲状腺ガン
甲状腺とは、いわゆる「のどぼとけ(甲状軟骨)」のすぐ下の気管の前にあり、気管を取り囲むように位置しています。
甲状腺の一部に腫瘍ができるもの(結節性甲状腺腫)のうち、悪性の腫瘍を甲状腺がんといいます。

甲状腺がんによる症状
通常は、しこり(結節)以外の症状はほとんどありません。まれに、違和感、呼吸困難感、嗄声(させい:声のかすれ)、のみ込みにくさ、誤嚥、圧迫感、痛み、血痰など。
甲状腺がんと診断される人数は1年間に10万人あたり12.3人です。女性の割合が高く、年齢別にみた罹患率は、30歳ごろから高くなり、70歳代で最も高くなっています。若年女性に比較的多いがんで、20〜30歳代の女性では主ながん種の1つだそうです。
甲状腺機能低下症ヨウ素とは、甲状腺ホルモンを作るために必要な一方、毎日多くの昆布を食べ続けるなど過剰に摂取すると、甲状腺ホルモンが作られなくなり甲状腺機能低下症となることがあります。
ヨウ素の摂りすぎを止めると自然に回復するそうです。

甲状腺機能低下症による症状
一般的に、無気力、疲労感、むくみ、寒がり、体重増加、動作緩慢、記憶力低下、便秘など。
甲状腺機能低下症が強くなると、粘液水腫性昏睡と呼ばれる傾眠、意識障害をきたす。
正しい治療が行われないと生命にかかわると定義されています。

海藻にはデメリットがありますが、過剰摂取しなければたくさんのメリットがありましたね。

カルシウムが牛乳の7倍も含まれていることには衝撃でした!

勝手なイメージですが、カルシウムを補うにはなぜか牛乳を想像してしまいます。(笑)

カルシウムを補うことでも今からは昆布ですね!

美肌やダイエット効果もあるので得した気分になります。

当たり前のように日本人は味噌汁やもずく酢などを摂取している方が多いですよね。

健康は腸から。」と言われるほど、腸を健康にすることによってたくさんのメリットが出るのです。

そのおかげなのかはわかりませんが、日本は「世界長寿ランキング」で上位にいます。

しかし最近では、ファーストフードなどの食生活浸透によって日本が長寿の国と言われないようになってきているそうです。

ファーストフードなどはとても美味しいですが、やはり体のことを考えると今後が不安ですね。

せっかく日本ではたくさん種類の海藻類が売られていますので、ぜひ皆さんも 毎日少量だけでも構いませんので食べてみられてはいかがでしょうか。

冒頭で、一日のヨウ素の摂取量を記載しましたが、絶対にあの摂取量しか食べてはいけない!ということではありませんのでご安心を!

過剰摂取した場合でも、一時摂取する事をやめていただければ体外から排出されます。

過剰摂取し続けた場合のみ、デメリットでお伝えしたような症例になる恐れがありますのでご注意ください!

摂取量は守り、一緒に健康体を目指しましょう!

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