体に良いものって不思議といっぱい食べたほうが良いと思ってしまいます。
いっぱい食べて体に害がないのであればいいのですが、害が出る食材には要注意です。
その中で、海藻をいっぱい食べる事は体に害が出てしまうのか・出ないのか。
実は、海藻を大量に食べる事はNG。体に害が出てしまうのです。
食べすぎてしまうと「ガン」になってしまう可能性もあります。
害を与えてしまう成分。
それは海藻成分に含まれている
「ヨウ素」です。
ヨウ素とは甲状腺ホルモンの原料になり、甲状腺ホルモンが不足すると肌がカサカサしやすくなります。
ですので、ヨウ素も適量摂取すれば体に良い効果をもたらしてくれるのです。
ならば、適切な摂取量とはどれくらいなのか。
ヨウ素の1日摂取推奨量
ヨウ素の1日摂取推奨量は0.13mgで、上限は3mgとされています。
昆布の小片は1枚4g~5gですので、全部溶出すればヨウ素は6mgになります。
こう考えると、海藻をよく食べる日本人はヨウ素を多く摂取していると考えられますね。
さらに調味料である昆布だしも、料理で良く使うのではないでしょうか。
※昆布だしには、生昆布よりもヨウ素が多く含まれていますのでご注意を‼
昆布以外であれば市販で売られているもずく酢を一日一個食べれば、一日に必要なヨウ素を十分に摂取できます。
健康な人であれば過剰に摂取した分は排泄されますが、まれに海藻類やサプリメントの過剰摂取により、過剰症がみられることがあります。
大量摂取してしまうと、甲状腺ガンや甲状腺ホルモンが作られなくなり甲状腺機能低下症となることもあります。
甲状腺ガンとは
しこり(結節)以外の症状はほとんどありませんが、周囲の反回神経(声帯を動かす神経)や気管、喉頭に浸潤すると、声嗄れを起こし、咳が生じ、その進行が顕著になれば呼吸困難を生じます。
甲状腺機能低下症は、正しい治療が行われないと生命にかかわると定義されているそうです。
恐ろしいのは生昆布だけではありません。
日本では、海藻をよく食べる国ですのでいろいろな種類の海藻が簡単に手に入ります。
子供でも食べやすい海藻。それはお菓子です。
昆布菓子のヨウ素
お菓子ってパクパク食べれるものが多いですよね。
そこが怖いところです。
海藻を使用したおつまみもありますよね。
しかし、いろいろなヨウ素を含んだ食べ物の中で昆布はずば抜けてヨウ素を多く含んでいます。
お菓子やおつまみだからと言って毎日大量に食べるととても危険です。
子供も上記の症状を起こしかねません。
お菓子でも海藻という事を忘れずに少しずつ食べましょう。
以前、おしゃぶり昆布にハマった女性が毎日大量に食べ、突然動悸や手の震えが始まり甲状腺の病気になっていたというニュースを見ました。
ですので、お子様に食べさせる場合はどんなお菓子でもそうなのですが、食べさせすぎにはご注意ください。
しかし、現在食べすぎてしまっているがまだ症状が出ていないという方は、摂取量を減らしたり、食べることを辞めれば自然に回復するとも言われております。
ヨウ素が入っている健康食品・サプリメントを服用されている方は、ヨウ素の含有量がオーバーしていないか気をつけて服用しましょう。
もし普段からヨウ素を摂取していて、さらにヨウ素入りの物を摂取しているのであれば、逆効果になってしまう可能性がある為服用を辞める事をオススメします。
健康食品でもヨウ素を抜いて作られているものもありますのでご安心を。
【もずくの豊富な栄養素の裏には悪い効能が隠れていた!?体の部位別に良い/悪い効能をまとめてご紹介‼】
の記事でもヨウ素の事を詳しく書いておりますので是非ご参考に!
美味しく健康に昆布を有効活用しましょう!
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